フェリス女学院短期大学家政科卒業調香、アロマテラピーをはじめ、香り全般を国内で幅広く学んだ後、フランス グラースにある調香専門学校 ASFO GRASSEへ留学。教育(フレグランスアート)と癒し(フレグランスセラピー)をテーマに、 「香楽(KOUGAKU)」と名づけ、全国の学校、企業、施設等で講座、講演を行う。
香楽(KOUGAKU)は年齢・性別に関係なく、誰にでも簡単に楽しめる香り創りとしての生涯学習、また情操教育として五感の教育の中の嗅覚教育として、さらには芸術療法にまで広げるために香楽メソッドの普及に努める。
当時37歳、私は極度なストレスによる自律神経の失調により絶望し起き上がることもままならないほどに体調を崩していました。寝ることも食べることすら大変になっていた頃、香りと出会う機会を与えられました。置かれていた香りを匂っているうちに、浮かんでくるイメージの世界に引き込まれ、具合が悪かったことも忘れていました。そしてその瞬間元気で楽しかったころの自分に戻っていることに気が付きました。その頃の私は希望など持てる状態ではありませんでしたが、その時「まだ頑張れる!」そう思うことができました。一筋の希望を与えてくれた香りの世界をもっと知りたいという一心から香り全般を学び始め、43歳フランス グラースへの留学を決めました。
香りを学び、香りと向き合っていくうちに、香りはたくさんの大切なことを教えてくれました。心豊かに生きるために香りが教えてくれた大切なことを香楽(KOUGAKU)として一つの形にまとめました。「香楽」が情操教育として行われていくこと、ストレスフルな社会のなかでの癒しの機会となること、そして人生を豊かに彩るために役立っていくことを心より願っています。